キクスイカミキリ

キクスイカミキリ
Phytoecia rufiventris

観察時期:4月,5月
むしむし度:**

その名の通り、キク科植物をホストとするカミキリムシ。
キク愛好家にとっては忌み嫌うべき存在だろう。
胸部の赤い紋が特徴的。
山間部、河川敷など、ヨモギなどのキク科植物を根気よく探すと見つけられる。


今日のむしむし210522

今日のむしむし210522

もう諦めていた5月の梅雨入り、週末はなんとか天気がもってくれた。
喜び勇んで貴船まで。
残念ながら昼から雨になったが、午前中でもうえらい撮れ具合。
このルートこんなに撮れたっけな。
月イチレギュラー化決定である。
駅で帰り支度をしていると、レッグガードの裏にヤマビルが。

閲覧注意!

今日のむしむし210522

初めて見たヤマビルに戦々恐々。
マダニ対策で膝下の装甲は厚いので侵入は防いだが、これ普通の装備ならがっつりいかれていたところだ。
梅雨の時期は特に注意が必要だ。
あんまり雨の時期には山行かないから遭遇の確率が低かったのね。


今日のむしむし(*は初見)
クロヒメクビボソジョウカイ
キクスイカミキリ
ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ
クロテンシロヒメシャク*
ヒロバウスアオエダシャク*
キンアリノスアブ
テントウムシダマシの一種*
ゴマダラシロナミシャク*
ツマキリエダシャク
ナカジロナミシャク*
ニセクロホシテントウゴミムシダマシ
クシヒゲベニボタル
マルムネジョウカイ
カクムネベニボタル
ヒラズネヒゲボソゾウムシ
ヒゲナガルリマルノミハムシ
ヒシバッタ
ヨツボシゴミムシ*
ダビドサナエ
アトモンサビカミキリ
ソーンダースチビタマムシ*
ナミテントウ
トゲナナフシの幼虫
クロホシテントウゴミムシダマシ*
ヒトオビアラゲカミキリ
オオツマグロハバチ
アサヒナカワトンボ
サカハチチョウ
ベッコウハナアブ*
スギドクガの幼虫*
ヒメキマダラセセリ
キイロタマノミハムシ*
チビスグリゾウムシ*
ウスクモナミシャク*
クチブトヒゲボソゾウムシ*
アカイロマルノミハムシ
イラクサハマキモドキ?*
クロコブゾウムシ
コロギスの幼虫
フジハムシ
クロバアカサシガメ*
コガタカメノコハムシ*
セスジジョウカイ
クシヒゲホシオビコケガ*
アゲハモドキの幼虫

ツマキチョウ

ツマキチョウ
Anthocharis scolymus

観察時期:4月,5月
むしむし度:***

早春の白い中型のチョウは、モンシロチョウではなく本種である可能性が高い。
モンシロチョウがふわふわと飛ぶのに比べて、本種は直線的。
オスであれば動体視力のいい人は翅先の黄色い模様が見えるはずだ。
そうでなくても、どこかに停まれば翅裏の緑の網目模様で一目瞭然である。
4月後半以降はモンシロチョウと競合するので、フィールドで見分けるのはやや難しい。
山間部、林縁部であれば市街地でも見られる。



ツマキチョウの蛹

トゲに擬態するかのような蛹は、チョウの蛹にしては非常に珍しい。

ヒメスギカミキリ

ヒメスギカミキリ
Callidiellum rufipenne

観察時期:3月,4月,5月
むしむし度:**

早春から活動するカミキリムシ。
シーズン最初に出会うカミキリムシは本種であることが非常に多い。
山間部、河川敷、林縁部など生息地は幅広く、
その名の通りスギをホストとするが、手すりや樹上、葉上でうろうろしている。
上翅の色は黒や深い藍色に両肩が褐色のものや、全体的に赤褐色のものがいる。