ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボ

ニホンカワトンボ
Mnais costalis
観察時期:4月,5月,6月
むしむし度:**

ニホンカワトンボ(オス)
ニホンカワトンボ(メス)


アサヒナカワトンボ
Mnais pruinosa
観察時期:4月,5月,6月
むしむし度:**

アサヒナカワトンボ(オス)
アサヒナカワトンボ(メス)

GW前辺りから現れるカワトンボの代表的な種。
同定が非常に難しく、未だに間違えることしばしば。
詳しいことは「神戸のトンボ」サイトに詳細な説明があるのでぜひご一読いただきたいのだが、
キーポイントは縁紋の大きさと翅脈の細かさである。
ニホンカワトンボは縁紋の大きさ、細かく言うと縁紋につながる翅脈の数が多く、
アサヒナカワトンボはそれが小さく、少ない。
また二種を比べると、ニホンカワトンボのほうが翅脈が細かく、アサヒナカワトンボは粗い。
ザルに例えるとわかりやすいだろうか。
ニホンカワトンボの方が目が細かく、アサヒナカワトンボは目が粗い。
縁紋に関してはオスはわかりやすいが、メスは二種で差異はあるものの似通っていて非常にわかりづらい。
フィールドで見分けるのはほぼ不可能で、写真に撮って、または採集して判別する必要があるだろう。
京都で過去に観察した二種の分布を地図にしてみた。

これまでの観察データからすると、アサヒナカワトンボのほうが分布としてはやや多く、
京都市内ほぼ全域に生息している。
ニホンカワトンボはどちらかといえば局所的で、かつアサヒナカワトンボと混在しているところも多い。
このページは随時更新しているので、また来年の観察シーズンにでも覗きに来ていただければ幸いだ。

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